浄化の井戸 -クレーム対応解決の井戸-
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クレーム対応が嫌な時の精神の保ち方・解消方法について

海のイメージ

予めいついつにクレーム対応をしなければいけない、とか
来週クレーム対応予定で憂鬱、とか
お休みの日まで仕事のことを考えてストレスを感じている方向けの記事になります。

私も良く祝日にまで仕事のことを考えてストレスを感じる方でしたので、気持ちはすごくよく分かります。実際、クレーム対応が決まっている日までは非常にストレスを感じて出社や出勤が嫌になったりいわゆる鬱、不安を感じたりもしました。

強いストレスを感じた時、全身に蕁麻疹が出たこともありました。明らかに精神的なストレスが一因になって体に異常となって現れたわけです。

現在はそれほど多くの不安やストレスを感じていません。
今回は、自分の精神をどのようにコントロールするのか、どのように嫌な気持ちを切り替えているか、管理人流ではありますが、解消方法についてお伝えしたいと思います。

1.実は、人間は嫌なことが実際に起こった時に感じるストレスより、そのことを考えている時のほうがストレスを感じやすい(重要)

悩む女性

似たような心理実験は色々探すと出てくると思いますが、タイトルの通りストレスや不安については、例えば、クレーム対応しているまさにその時より、そのことを「来週やらないといけないなあ、嫌だなあ」と考えている時のほうがストレスを脳が感じやすいのです。

この記事を見ている方は、色々ストレスや嫌な対応を経験している方だと思いますので、実際に感じているご自身のストレスの度合いを過去の経験から比較してみて下さい。
下記のどちらが、より「嫌な気分」「気持ちが悪い」「しんどい」等と脳や心が感じていますか。

A:来週の対応について、祝日などにふと想像してしまった時に心が感じるストレス
B:実際にあなたが嫌と思っていた対応している時に心が感じているストレス

あれっ?と思った方、いませんか。
そうなんですよね、実際に対応している時はストレスを感じるという表現ではなくて、別のことを考えているというか例えば、相手の反応に対してどのように対応するか、とかストレス自体は、事前に想像していたよりも感じてないんですよね・・・。

もう少し乱暴な例に例えると、運動会などの100メートル競争に感じるストレスと似たようなものです。事前にどんどんとストレスや緊張が高まっていき、100メートルを走る訳ですが、100メートルを実際に走っている時、あなたの心は果たしてストレスを感じているでしょうか。
正直「走っている時は何も考えていない」状態、という方が多いと思います。

あとから思い返してみると、むしろ心や脳へのストレスという意味では走っている時より、むしろ走っていないときに想像していることのほうが心に負荷がかかっているんじゃないの?と・・・

 

仕事などでは、想像していたより実際のクレームは相手の状況が変わっていて、大したことがなかったりとか、すぐ対応が終わった、ということで拍子抜け、というパターンも多いと思います。
おそらく事前に不安やストレスを感じやすい方ほど、実際は大したことがない、という場合のほうが多かったのではないでしょうか。

このような事前に感じるストレスや不安のことを専門用語で「予期不安」というようです。

人間は、そもそもこういった予期不安を感じるものなんだ、とまず理解しておきましょう。なので、あなたが色々不安に感じること自体は全く問題がないのです。だいたい、みんなそうなんですよね。そのように感じる心は大なり小なりあるかもしれませんが、人間にとって普通なのです。

 

2、どうしようもなくなることは、ほぼ0%。つまり、100%に近い確率で事前に”心配だけ”することは単に心にとって無駄である。

予期不安つまり、事前にあれこれ想像して不安やストレスを感じること自体は、色々な側面がありますが単なる心配だけすることは、はっきりいって無駄です。だってあなたの心に負荷を与えているだけなんですから(笑)

不安を感じる理由を、自分の心と向き合って理由を分解して考えてみると「うまくいかなったらどうしよう」、とか「対応できなかったどうしよう」ということなんですが、仮にそれが起こったとしてもあなたが死ぬわけではありません。(そういう死に直結する職業や仕事の方を除き)

極端な話ではありますが、あなたがこの記事を見ている時点で「死んでいない」わけなので、いわゆる「死んでしまう」という最悪の事態はこれまであなたに人生で起こっていません。

つまり、そういう意味では100%あなたはこれまで対処してきたわけです。どうしようもない事態になったのは0%。つまり、本当にほんとうに、えらいこっちゃのヤバイ事象は、これまで一度も起こっていないのです。また、どうしても自分の命がやばい時は「逃げる」という判断をすればいいのです(笑)

にもかかわらず、前の日や前週のお休みの時間まで使って、単に心配して、自分の心に負荷をかけるのって、どうですか?意味ありますか。

そう。心や精神にとっては、心配するだけ無駄なんです。

まさに杞憂(きゆう)というやつです。

 

ここまで読んでいただけた方は、幾分、解消方法したり気持ちが楽になったりしたのではないですか。

次はさらに一歩進みます。

 

3、予期不安は悪いことばかりではない。良い面もある。

予期不安は悪いことばかりではありません。
もちろん、ただ「嫌だな」と考えていることだけでは、あなたの心にダメージがあるだけで何のメリットもありません。

嫌な気持ちを行動力に変えてしまいましょう。
全て準備しておくことで気持ち的にも「やれることは事前に全部やった」となり、心の負荷も軽減されます。

【準備しておく】
事前に考えることで、準備ができます。
心配事も事前に準備しておけば、そもそも嫌な事象が解消したり、事象が起こらなかったり、軽減できたりします。まあ、わざわざそれをお休みの時にやる必要はありませんので、日ごろから 意識して対応に対して準備をしておきましょう。

例)
漏れはないか・正確か・忘れていることはないか・準備するものはこれで全てか等

 

全部準備できたら、最後は、「当日のその時の自分」にまかせる気持ちが大切です。
今日は今週は全てやった。

あとは、当日の自分、全てまかせた!という感じで、布団やベッドに入ってしっかり寝る事。

心の不安を無くして、しっかり寝る、しっかり休息をとることが、当日の自分が100%・120%のパフォーマンスを出すことにつながります。

あとは当日、何も考えずにただ全力で走ればよいのです。

 

 

 

 

 

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